【ネット起業の裏側】なぜTwitterに「本物の成功者」はいないのか?高額スクールの罠と情報に騙されないための思考法
「Twitter(X)で『年商数億円の経営者』と名乗るアカウントをよく見かけるけれど、本当なのだろうか……」
「SNSで『2ヶ月で稼げる』と謳う高額スクールを見かけたけれど、本当に結果が出るのかな」
ネットやSNSで副業や起業について調べていると、このような疑問や不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
「楽して簡単に稼げる」という魅惑的な言葉や、SNS上の豪華なプロフィールを信じて高額な講座を購入したものの、思ったような結果が得られずに後悔してしまうケースは後を絶ちません。
今回は、ネット上に蔓延する高額スクールの実態や、Twitterというプラットフォームの特性、そして情報に振り回されずに自分自身の身を守るための本質的な思考法について分かりやすく解説します。
2ヶ月25万円の高額スクールの実態と違和感
ネットビジネスの世界では、初心者向けに驚くほど高額な価格設定がされた講座やスクールが数多く存在します。
例えば、ゼロからオンライン起業を目指す女性やママ向けに、「プログラム期間2ヶ月で受講料25万円(サポートなしコンテンツのみで4万円)」といった高額講座が販売されているケースがあります。
しかし、冷静に考えてみてください。全く知識や実績がない超初心者が、たった2ヶ月という短期間で25万円以上の価値(成果)を手にするのは、現実的に極めて困難です。
初心者にとっての2ヶ月間というのは、ブログを立ち上げて数記事を書き始めたら一瞬で終わってしまうような短い期間に過ぎません。本来、何も実績がない状態からビジネスを始めて結果を出すためには、どれほど早くても半年〜1年といった長期的な取り組みが必要です。
格安のオンライン講座(Udemyなどで販売されている一般的な教材など)の方が内容として優れていることも珍しくないにもかかわらず、こうした高額商品が売れてしまう背景には、「楽をしてすぐに大金が稼げる」という魅力的な広告や煽り文句に飛びついてしまう人間の心理が関係しています。
Twitter(X)に「偽の成功者」が集まりやすい構造的理由
「年商〇億円」「〇〇スクール代表」といった肩書をプロフィールに書き、高額な情報商材やスクールへ誘導するアカウントは、特にTwitter(X)に集中しています。
なぜ、こうした人物はポッドキャストやYouTubeではなく、Twitterを主戦場に選ぶのでしょうか。
そこには、メディアの形式による「誤魔化しやすさの違い」が存在します。
- Twitter(短文テキスト):140文字程度の短文投稿で構成されるため、専門的な知識や深いノウハウがなくても「それっぽい言葉」で発信できます。プロフィール欄に自由な実績を書くだけで、簡単に「すごそうな人物」を演じることができてしまいます。
- ポッドキャストやYouTube(長尺メディア):1回あたり10分以上のトークを数十本〜数百本と継続して配信する必要があります。深い経験や本質的な実力がない人物は、トークの引き出しがすぐに尽きてしまい、長尺メディアで継続して発信することは物理的に不可能です。
つまり、実力がない人物ほど、内容の薄さを誤魔化せる短文テキストSNS(Twitter)に集まり、知識の少ない初心者(情報弱者)をターゲットに仕掛けてくるのです。
海外マーケターのリアル:Twitter専門家は存在しない
海外のビジネスやデジタルマーケティングの世界に目を向けてみると、日本とは全く異なる光景が見えてきます。
海外で実績を出している起業家やマーケターたちは、それぞれのプラットフォーム(Facebook、Instagram、TikTok、LinkedIn、Pinterestなど)を活用し、専門家として成果を上げています。
しかし、海外において「Twitterの専門家としてTwitterだけで稼いでいる」というようなビジネスパーソンは、ほぼ存在しません。
Twitterだけにしか存在感がないような発信者は、海外のマーケティング業界では見かけないのがリアルな現状です。Twitterの狭い世界だけに情報源を頼ってしまうと、偏った情報や誇大広告に惑わされやすくなってしまいます。
なぜ日本人は「思考停止」で騙されやすいのか?
なぜ、多くの人がこうした誇大広告やSNS上の偽りの肩書に簡単に騙されてしまうのでしょうか。
その背景には、日本特有の教育環境や文化的な習慣(同調圧力)が深く関わっています。
日本の伝統的な教育システムは、かつての高度経済成長期において「指示通りに働くロボットのような人材」を効率よく量産するために作られた側面があります。
- 理由の分からない校則(「なぜ靴下は白でなければいけないのか」など)に従わせる
- 疑問を持たずに「周りと同じ行動」を取ることが正しいと教えられる
幼少期から「疑問を持たずにルールに従うこと」を徹底して叩き込まれた結果、大人になっても「自分の頭で考える(疑う)」という思考プロセスがストップした状態(思考停止)になりやすくなります。
その結果、「フォロワーがたくさんいるから凄い人に違いない」「みんなが買っているから正しいはずだ」と流されてしまい、自分で調べることなく直感や勢いで高額な商品を購入してしまうのです。
ネットの情報に振り回されないための対処法
悪質な高額スクールや偽りの発信者から自分自身の身(資産や時間)を守るためには、日頃から以下の意識を持つことが重要です。
1. 「まず疑う」という姿勢を持つ
「楽して簡単に」「誰でも短期間で」といった甘い言葉を目にしたときは、一歩引いて「本当にそんなことが可能なのか?」と疑いの目(警戒心)を持つことが第一歩です。
2. 複数の情報源で調べる・確認する
広告やSNSのプロモーション文句だけを真に受けず、信頼できる長尺メディア(書籍、YouTube、ポッドキャストなど)で本質的な知識を深め、自分自身で十分にリサーチを行いましょう。
3. 主体的に「自分の頭で考える」癖をつける
周囲の意見やフォロワー数などの見た目の数値に流されず、「なぜそうなるのか」「自分にとって本当に必要な価値なのか」を論理的に考える習慣をつけましょう。
まとめ:自分の身は自分で守る!本質的な知識と疑う目を養おう
SNSやインターネット上には、真面目に価値を提供している素晴らしいスクールや発信者が存在する一方で、言葉巧みに初心者を誘い込む高額な講座も溢れています。
- 「短期間で簡単に稼げる」という話には裏がある
- Twitterなどの短文メディアは、実力のない人物でも取り繕いやすい
- 同調圧力や安易な煽りに流されず、自分の頭で考えることが大切
他人に依存せず、自分自身で正しい知識を身につけ、冷静に情報を見極める目(自己責任の意識)を持つことこそが、ネット社会で損をしないための最大の防衛策となります。
甘い言葉に惑わされることなく、地に足のついた本質の知識をコツコツと積み上げていきましょうね。

