新規集客に頼らない!SNS(Instagram)活用の新しいアプローチとは?
こんにちは。今回は、最近私自身がInstagramの投稿スタイルをガラッと変えてみた経験から、今のSNS集客の現状と新しい運用方法についてお話ししたいと思います。特に、情報過多の時代にSNSでどう活動していくべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
SNS集客の現状:情報過多時代の厳しい現実
近年、SNSでの集客は非常に厳しくなっていると感じています。海外の起業家の中にも、「SNSはもうダメだ」と言っている人が少なくありません。私自身も、SNSだけで集客するのは「相当無理ゲー」ではないかと感じています。
これはSNSが全く使えないという意味ではなく、使い方の問題です。以前のように、無名の人が情報発信だけをゴリゴリ頑張って集客するのは、かなり難しくなっています。一昔前は発信している人が少なかったため、目新しい情報には比較的簡単に登録や参加がありましたが、今では数えきれないほどの人がSNS上で活動しており、情報は簡単に流されてしまいます。そもそも、SNSでじっくり情報を学ぼうという人は相当少ないのが現状です。
それでもSNSで集客できる人、その共通点
では、今の時代でもSNSで集客できるのはどのような人でしょうか。主に2つのパターンがあると考えられます。
- インフルエンサー:すでに自分に影響力や知名度、実績があり、たくさんのファンやフォロワーがいる人たちです。
- 広告を使う人:広告を利用して商品販売やリスト獲得などを行っている人です。
これらに当てはまらない、まったく無名な人が情報発信だけで成果を出すのは非常に厳しい状況と言えるでしょう。
「集客」だけじゃない!SNSのもう一つの大切な役割
しかし、だからといってSNSに意味がないわけではありません。私がInstagramやTwitter、Facebookを続けているのは、無意味ではないからです。
SNSの使い方は一つではありません。情報発信をしてリストを取ることだけがSNSの活用法ではないのです。その大切な役割の一つが、「連絡の窓口」としての機能です。
例えば、私のポッドキャストやUdemy、YouTubeなどで私を知ってくれた方が、「この人いいな」と思ってコンタクトを取ってくることがあります。InstagramをフォローしてDMを送ってくれたり、「Udemy講座を受けました、すごく良かったです」といったメッセージをくれたりするのです。そうした繋がりから見込み客になったり、商品購入につながったりするケースがあります。実際、DMのやり取りだけで高額なバックエンド商品が売れたこともあります。
メールと比べて、SNSは気軽に連絡を取りやすいプラットフォームです。長文のメールをイチから書くよりも、「最近コンテンツ見ました、良かったです」といった簡単なメッセージからコミュニケーションが始まることもあり得ます。相手がどのSNSを使っているか分からないため、FacebookやInstagram、Twitterなど、窓口を広く開けておくことで、相手からのコンタクトを受けやすくなります。
Instagram運用スタイルの大胆な変更とその理由
私が今回、Instagramの運用方法を変えたのは、前述のように情報発信だけで成果を出すのが非常に難しくなっているからです。知名度がない場合、情報発信だけで集客するのはきつい現実があります。
そこで私は、既存のフォロワーやファン、メルマガ読者など、すでに私のことを知っている人たちに完全にターゲットを絞ることにしました。これまでは新規ユーザーに向けて有益な情報発信を行い、新しいフォロワーを獲得しようとしていましたが、情報発信している人が多すぎて、それだけでは正直「箸にも棒にもかからない」と感じたのです。
その結果、私のことを知らない人が見たら、まったく興味のない、価値を感じないようなプライベートな情報ばかりが投稿されるようになりました。しかし、これは意図的な変更です。
なぜプライベートな情報をSNSで発信するのか?
では、なぜ既存のフォロワー向けにプライベートな情報を発信するのでしょうか。これには理由があります。
他の媒体、例えばポッドキャストやブログは、基本的にはリスナーや読者が「有益な情報」を求めてアクセスする場です。そこで延々と個人的な話を聞かされても、多くの人にとっては興味がなく、期待外れになってしまいます。ビジネスとして運用している場合、こうした媒体でプライベートな情報をメインにするのは不向きなのです。
一方で、SNSはプライベートな情報を発信するのに非常に適したプラットフォームです。なぜなら、一般のユーザーが日常をシェアする場所として使っているからです。写真一枚と短い文章で気軽に投稿できますし、それを見た人も「今日はこんなところに行ったんだ」と分かり、楽しんでくれます。SNSは、そうした「日常」や「個人的な情報」をシェアする場としてフレミングができています。
そのため、私はInstagramを、既存のフォロワーに向けてよりパーソナルな情報を発信し、興味を持ってもらったり、親近感を感じてもらったりするための場として活用することにしたのです。カナダでの生活を見せることで興味を持ってもらったり、エンタメ的な要素で楽しんでもらったりするのも良い使い方だと考えています。
変化の先に見えるもの:フォロワー減少とファン化
この投稿スタイルの変更に伴い、確かにフォロワーは減りました。しかし、私はそれで良いと考えています。
フォロワーが減ったのは、私のプライベートな情報に興味がない人がいなくなったということです。おそらく、そうした人たちは元々それほど「濃い関係」ではなかったでしょう。逆に、私のことをもっと知りたいと思ってくれる人が残ってくれるはずです。
SNSが必ずしも新規集客につながらなくても、既存の見込み客のファン化につながれば、それは十分な役割を果たしていると言えるからです。私は今、その「ファン化」に重点を置いてInstagramを運用しています。
まとめ:柔軟なSNS運用と媒体の使い分け
SNSの運用方法は一つではありません。情報発信をして集客するという発想だけにとらわれる必要はありません。
大切なのは、媒体の特性に応じてその役割を変える柔軟性を持つことです。私の場合は、ブログやYouTube、ポッドキャストといった「濃い情報」を出せる媒体で有益なコンテンツを提供し、Instagramのような気軽に発信できるSNSでは日常や個人的な情報をシェアする、という使い分けをしています。
そして、SNSの役割は新規集客だけでなく、既存のフォロワーとの関係を深め、ファン化を促進するためにも非常に有効であるということを理解しておくべきでしょう。
今回の私の取り組みはあくまで一つのテストです。今後どうなっていくかは検証が必要ですが、SNS運用に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
