ネットビジネスで結果が出ないのはなぜ?【短期的な成功を求めすぎる危険な思考パターン】

今日、多くの方が陥りがちな「思考パターン」について解説します。特に、オンラインビジネスを始めたばかりで、「なかなか結果が出ない」「自分は向いていないのではないか」と感じている方にこそ、改めてご自身の考え方を見直していただきたいと思います。

スポーツや習い事とビジネスは同じ理屈

新しいことを始めたばかりで、すぐに成果が出ないと諦めてしまう思考は、一見すると不自然なものです。

たとえば、知り合いがスポーツや楽器を習い始め、わずか2~3ヶ月で「全然上手にできないから才能がない、向いていない」と悩んでいたとしたら、あなたはどう思いますか。ほとんどの人は、「すぐに上手くできるわけがない」「数ヶ月しかやっていないのに、上手にできる方がおかしい」と考えるでしょう。言葉を選ばずに言えば、「そんな考え方、おかしくない?」と思うはずです。下手くそなのは当たり前のことなのです。

オンラインビジネス特有の「即時性」への誤解

この「すぐに結果が出ないのは当然」という理屈は、スポーツや楽器の分野だけでなく、すべての分野に共通して当てはまります

しかし、オンラインビジネスの世界では、この冷静な発想を持てない人が非常に多いのが現状です。2~3ヶ月活動してうまくいかなかっただけで、「もうダメだ」「このままやっててうまくいくのだろうか」といった発想になり、結局やめてしまいます。

この思考パターンに陥る根本原因は、「そもそもすぐに成果が出るものだ」と誤解していることにあります。ビジネスは時間がかかるものです。初期の駆け出しの段階で、いきなり大きな成果は出ません。もし、短期間で簡単に稼げる、すぐに結果が出るといったメッセージに強く影響されているなら、**ある意味「ネットビジネス系の人たちに洗脳されてしまっている」**ということに気づく必要があります。

思考は訓練できる:目の前の結果の解釈を変える

ビジネスで成功するためには、目の前の結果(事実)をどう解釈するか、という「考え方」が非常に重要であり、この思考は訓練によって変えることができます

例えば、YouTubeを始めて再生回数が全く伸びなかったとします。この時、「もうダメだ」と思うのか、それとも「序盤なのだからこんなものだろう」と思うのかで、行動が大きく変わります。全く無名であり、スキルもゼロの状態なのだから、いきなり結果が出るわけがない。そう思っていれば、「最初はこんなものだろう」と冷静に受け止め、「じゃあ次頑張ろう」という前向きな発想に繋がるのです。

また、「このままやっていてうまくいくのだろうか」とネガティブに考えることは、結局やめる、諦めるという方向に進むため、自分にとってメリットがありません。このまま続けていればうまくいく、あるいは「絶対に結果を出す」といったポジティブな未来を信じて考えるべきです。

お金だけを指標にしない:事業の初期は種まきの時期

起業やビジネスにおいては、「お金にならない活動」が大量に存在します。これは、すぐに報酬が発生する「労働」ではなく、1年後や3年後の収入を生み出すための「種まき」のような活動です。

もし、自分がやった労働に対してすべてお金が欲しいのであれば、アルバイトや会社員として働く方が確実です。しかし、自分でビジネスを構築していく場合、即金性は期待できません。すぐに金銭的な結果を求める発想でいると、こうした活動を継続することは難しくなるでしょう。短期で急激に成功するケースもゼロではありませんが、長続きしないことが多いのです。

目に見えないプラスを意識し継続する

高々数ヶ月やっただけで結果が出ないからといって、悲観的になりやめてしまうのは非常にもったいない行為です。

目に見えるお金の指標だけにとらわれるのではなく、目に見えない成果を意識することが大切です。具体的には、気づかないところで「信頼が溜まっている」ことや、着実に「自身のスキルが積み上がっている」といったプラスの要素は必ず得られているからです。

チャンネル登録者数が一桁であっても、それは無名である以上当然の結果です。そうした中でも、成長や信頼といった目に見えない指標を意識し、継続していくことが重要です。ネガティブに考えがちな人は、この思考パターンを訓練し、パラダイムを変えることを試みてください。