【頑張ってるのに後退する時】努力が報われないと感じる停滞期を乗り越えるための心構え
努力が報われないと感じる「後退感」の正体
私たちは日々、一生懸命に努力し、挑戦し続けています。しかし、その過程で、壁にぶち当たり、期待通りに物事が進まない状況に直面するのは避けられません。
努力しているにもかかわらず全く成長が感じられない時、あるいは、英語のスキルが昔より下手になった感覚を覚えたり、ブログの記事を増やしているのにアクセスが減ったり、コンテンツを増やしているのに売上が右肩下がりになったりといった「後退」を感じる瞬間は特に辛いものです。一生懸命頑張っている人ほど、結果がそれに反比例して出ると、心が折れそうになります。
しかし、成長は常にやった分だけ右肩上がりに現れるわけではありません。
成長の停滞期が長く続く理由
1. 成長曲線の平坦化 物事を始めたばかりの段階では、ゼロの状態から少し努力するだけで上達が感じられるため、成長を実感しやすいです。しかし、ある程度まで到達すると、今まで右肩上がりだった成長が平坦になり、**「やってもやっても成長が感じられない」**という時期が長く続くことがあります。
2. 自分の「当たり前の基準」の上昇 後退しているように感じる大きな理由の一つは、**「自分の当たり前の基準が上がった」**ことにあります。スキルが身につき、ある程度できるようになった結果、自分が求める結果や成長の幅を大きく見積もり、期待しすぎてしまうのです。その期待に見合った結果が得られない時に、「成長していない」と感じてしまいます。
後退期を飛躍のための「屈伸状態」と捉える
もしあなたが今、後退している状況にあると感じているならば、それはむしろポジティブに捉えるべき段階かもしれません。
よく使われる例えとして、「大きく飛びたいのであれば、一度しゃがまないといけない」という言葉があります。あなたが今感じている後退感や沈み込んでいる状態は、この後高く飛び上がるための**「屈伸状態」**であると考えるべきです。
重要なのは、このしゃがみ込んでいる最中にバタンと倒れてしまわないことです。人生において、良い状態と悪い状態は繰り返してやってきます。ちょうど麻雀の「場の流れ」や、地球の「春夏秋冬」のサイクルと同じように、今は無理に攻めず、**じっと耐えるべき「冬の時期」**だと認識しましょう。
この辛い時期は、あなたの心や魂を磨くためのトレーニングでもあるのです。
辛い時期を乗り越えるための具体的な行動と心構え
努力を決してやめない
後退期に努力を止めてしまうと、せっかくしゃがみ込んだにもかかわらず、再び高く飛び上がることができなくなってしまいます。
この「交代している感覚」を感じられるのは、あなたが努力をしているからこそです。努力をしていなければ、そもそも後退しているという感覚すら抱かないでしょう。不安を感じたり、「これに意味はあるのか」と思ってしまったりするかもしれませんが、その努力は決して無駄ではありません。
下へ下へと根を伸ばす
この「じっと耐える時期」は、マリソンの高橋直子さんの座右の銘、「何も咲かない寒い日には、下へ下へと根を伸ばす。やがて大きな花が咲く」を実践するタイミングです。
変に無理をして何か大きなアクションを起こそうとするのではなく、地道に下へ下へと根を伸ばす、つまり基礎的な努力を継続することが大切です。やるべきことを淡々と行い、花が開くその時を待つのです。ここで歩みを止めてしまうと、開花までの時間がかかったり、花が開かなくなったりする可能性があるため、歩みを止めないことが非常に重要です。
事実をニュートラルに捉える訓練
ブログのアクセスが減った、売上が落ちたといった事実は、あなたがそれを「良いことだ」「悪いことだ」とジャッジしているからこそ、心が消耗してしまうのです。例えば、先月30万円だった収入が今月20万円になったというのは、ただの「事実」にすぎません。
この時期を、物事の捉え方や、心を鍛える訓練の機会だと考えましょう。
まとめ:後退感はレベルアップの証
一人でビジネスなどをしている方にとって、このような状況は心がやられてしまい、継続できなくなる原因になりがちです。しかし、後退しているように感じるときは、むしろ**「成長の種」**がそこにあると考えてください。
ある程度スキルが身についたからこそ、以前のように小さな努力で大きな成長を感じる感覚が鈍化し、「成長していない」と感じているのです。これは、あなたがレベルアップした証拠とも言えます。
良いことばかりが続かないように、悪いこともずっとは続きません。やるべきことを淡々と続け、耐えるべき時期を乗り越える精神力を持ち続けることが、次なる飛躍のために最も重要となります。
