【緊急事態】Udemyが「荒らされる」?ネットビジネス流入の波と生き残るための戦略
「最近、Udemy(ユーデミー)の講師を始める人が増えている」 そんな話を聞いたことはありませんか?
プラットフォームが盛り上がるのは本来歓迎すべきことですが、実は今、少し心配な動きが出てきています。それは、「AIを使って楽に稼ごう」とするネットビジネス勢の参入です。
今回は、Udemy講師として実績を持つ現役クリエイターの視点から、現在Udemyで起きている「緊急事態」と、これから参入する人が気をつけるべきポイントについて解説します。
Udemyで今、何が起きているのか
最近、TwitterなどのSNSで「Udemy講師育成スクール」のような広告や発信を見かけることが増えました。
もちろん、真面目に良い講師を育てようとしているスクールであれば何の問題もありません。しかし、一部では**「AIを使ってサクッとコースを作り、楽に稼ぐ」**という手法が教えられているようなのです。
AIにゼロから作らせたコンテンツを大量生産する。 これは、自分自身が楽をして稼ぐことだけを目的にしており、受講生にとっての「価値」が置き去りにされています。
Kindle出版と同じ「荒廃」の危機
この流れは、以前AmazonのKindle(電子書籍)出版で起きた現象とよく似ています。
かつてKindleでも「コピペやAIで大量出版して稼ぐ」というノウハウが流行し、結果として質の低い電子書籍が溢れかえりました。その結果、ユーザーからは「Kindleの読み放題はゴミばかり」という厳しい評価を受けることになってしまったのです。
今、Udemyでも同じことが起ころうとしています。 質の低い講座が乱立すれば、「Udemyの動画講座はしょぼい」というレッテルを貼られ、真剣に学びたいユーザーが離れていってしまう恐れがあります。現役の講師として、プラットフォーム自体の評判が落ちることだけは避けたいところです。
「AI量産型」がUdemyで通用しない理由
もしあなたが、「AIで簡単に作れるならやってみようかな」と思っているなら、少し立ち止まってください。Udemyはそれほど甘い世界ではありません。
1. ユーザーのリテラシーが高い
Amazonで日用品を買うのとは違い、Udemyに来るユーザーは「お金を払ってでも勉強したい」という意欲の高い人たちです。中身のない講座や、見せかけだけの講座はすぐに見抜かれ、売れることはありません。
2. レビュー対策が厳しい
Kindleなどでは、仲間内で購入し合って高評価レビューをつけ合う「相互レビュー」が横行していましたが、Udemyでこれをやるのは危険です。Udemyはレビューの取り締まりが非常に厳しく、不自然な操作がバレればアカウント停止になるリスクがあります。
3. コンテンツビジネスは「量」が必要
そもそも、コンテンツ販売は2〜3個の商品を作っただけで安定して稼げるものではありません。30個、50個、100個と積み上げていく必要がありますが、AI頼みの人は数個作った時点でネタ切れし、消えていくのがオチです。
これからUdemyを始める人が取るべき戦略
では、これからUdemyに参入する人はどうすればいいのでしょうか? 答えはシンプルです。**「小手先のテクニックに頼らず、真面目にやる」**ことです。
自力でコンテンツを作る力をつける
AIはあくまで補助ツールです。自分自身で構成を考え、経験や知識をコンテンツにする力がなければ、クリエイターとは呼べません。実力のある人は、レビュー操作などのインチキをしなくても、コンテンツの質だけで勝負できます。
今すぐ参入してポジションを取る
これから来年にかけて、ネットビジネス系の人たちが大量に参入してくることが予想されます。 彼らのコンテンツの質がどうあれ、絶対数(母数)が増えれば、あなたの講座が埋もれてしまう可能性が高くなります。
まだライバルが溢れかえっていない今のうちに参入し、実績を作ってポジションを確立しておくことが重要です。
まとめ:正攻法が一番の近道
Udemyは、コツコツと真面目に取り組めば、確実に自分の「資産」になる素晴らしいプラットフォームです。
- 「楽して稼ぐ」系のノウハウに流されない
- 相互レビューなどの規約違反は絶対にしない
- 荒らされる前に、いち早く始めて実績を作る
一過性のブームに乗るのではなく、長く愛される講師を目指して、今日から準備を始めましょう。
