【2025年】ブログは「終わった」のか?AI時代でも集客・マーケティングに有効な理由
ブログは「もう古い」「集客に使えない」と言われて久しいですが、結論から言えば、ブログは集客やマーケティングにまだまだ有効活用できます。
ただし、注意すべき点として、ブログ集客とブログアフィリエイトは別物であり、ブログアフィリエイトは確かに厳しい状況にあるかもしれません。しかし、集客ツールとしてのブログの可能性は、AIが登場した現代においても健在です。
本記事では、ブログが集客・マーケティング媒体として有効である理由と、AI時代におけるブログ活用の戦略について解説します。
1. ブログ集客の驚くべき効果(実データに基づく考察)
AIの登場によりブログが読まれなくなるのではないかと懸念する声もありますが、発信者個人のアクセスは減少しておらず、むしろ増加しているケースもあります。
実際、筆者のブログでは、2025年1月から10月までの約10ヶ月間で、アクティブユーザー数が3.4万人に達しています。これは、無名の発信者の情報が3万人以上の人々に届いていることを意味します。仮にコンバージョン率を1%と見積もったとしても、340人の見込み客を獲得できる計算になります。
さらに、ブログ経由でバックエンド商品が売れた事例も複数回あり、費用対効果(対効果)は高いと言えます。ブログは頻繁に発信しなくても、検索エンジンなどから自動でアクセスが来る「放置状態」でも集客が可能な媒体です。
2. AI時代にブログが生き残るための戦略
AIが台頭する中で、アクセスが激減しているブログが存在するのも事実です。アクセスが減るのは、簡単に調べて分かるような表面的な情報しか書いていない記事です。これらの情報はAIやGoogle検索の最上部に表示されるAIによる回答で事足りてしまうためです。
しかし、ブログには他の媒体にはない強みがあります。
濃い情報の発信と信頼構築
SNSは文字数制限などから濃い情報の発信が難しいのに対し、ブログは文字数制限がなく、動画や音声の埋め込みも可能なため、非常に濃い情報の発信が可能です。
また、読者は単に情報を求めているだけでなく、「その発信者の話を聞きたい」と思って訪れるケースがあります。検索でブログに来た読者が、記事を読む中で発信者自身に興味を示し、「この人の記事を読みたい」という固定の読者になる状況を作り出せれば、アクセスが減ることはありません。
永続的な資産としてのリライト機能
ブログの最大の強みの一つは、投稿後も何度もリライト(書き換え)が可能な点です。YouTube動画のように一度投稿すると差し替えが難しい媒体とは異なり、リライトを繰り返すことで、記事のクオリティと信頼性(信頼)を向上させることができます。
3. ブログを「ウェブサイト代わり」に活用する
フリーランスや個人事業主にとって、ブログは自身のウェブサイト代わりとしても機能します。ブログには、画像やリンクを貼ったり、動画や音声を埋め込んだり、サイドバーを活用したりと、多岐にわたる情報掲載が可能です。
ブログは成果が出るまでに半年や1年といった長い期間を要するため、手間がかかると敬遠されがちですが、コツコツと継続することで、将来的には「ある程度ほっといてもアクセスが来る」状況を作り出すことができます。
4. 検索エンジン依存からの脱却とクロスメディア戦略
ブログのアクセスが減るリスクは、検索エンジンからの流入にのみ依存している場合に高まります。したがって、集客を安定させるためには、クロスメディア戦略が非常に有効です。
ブログを他の媒体と組み合わせることで、トラフィックを分散させ、アクセスが落ちる状況を防ぐことができます。
【ブログへ誘導する主な媒体例】
- SNSやYouTube: 概要欄にリンクを貼り、濃い情報をブログで提供します。
- メルマガ(ニュースレター): リンクを貼り、読者に記事を読みに来てもらいます。メルマガ内では言えない濃い情報もブログで発信し、信頼構築に繋げます。
- ウェブサイト/ポッドキャスト: リンクを設置します。
- Udemyなどの学習プラットフォーム: 外部リソースとして関連ブログ記事を貼ったり、指導目的のお知らせで記事をシェアしたりすることでトラフィックを呼び込みます。
- Q&Aサイト(例:Quora): Q&Aを通じてブログへアクセスを促します。
まとめ
AI時代において、人間味のない、無機質で表面的な情報を発信するブログは、必要性がなくなり読まれなくなっていくでしょう。
しかし、その人にしか発信できない内容、そして固定の読者が聞きたいと思う独自の視点を提供できるブログは、引き続き集客・マーケティング媒体として有効です。ブログは長期的な資産であり、コツコツと記事を積み重ねることで、規模に関わらず大きな恩恵(集客効果)を得ることが可能です。
