【実体験】バックエンドばかり売るコンサルが燃え尽きるまでと、コンテンツ販売という新たな道
先日、知り合いのコンサルタントの方と数年ぶりに話す機会がありました。数年前にコーチ・コンサルとして活動を始めたばかりの頃から知っている方なのですが、当時はコンサルに入って教わった通りに、とにかく数をこなして稼ぐというスタイルで頑張っていたそうです。
久しぶりに連絡を取り、近況を尋ねてみたところ、なんと途中でその活動をやめてしまったとのことでした。
疲弊と燃え尽き:駆け出しコンサルタントのリアル
話を聞くと、コンサルを受けていた時は必死に頑張っていたものの、とにかくものすごい数のアプローチが必要だったようです。DMを大量に送ったり、個別セッションをしたり、多くのセールスをこなした結果、合計6本売れたそうですが、心身ともに疲れ果ててしまったと言います。
これは、他の初心者の方にもよくある話ではないでしょうか。最初から無理をしてハードワークを続けると、いわゆる燃え尽き症候群のような状態になってしまう人もいると思います。
コーチやコンサルタントは、コンサルティングやコーチングだけでなく、集客や個別セッションでのセールスもこなさなければなりません。これは想像以上に大変で、売れるかどうかという不安や、売れなかった時の落胆、クライアントの成果を出さなければならないプレッシャーなど、精神的な負担も大きいものです。
さらに、基本的にコーチ・コンサルは時間労働であるため、クライアントが増えるほど忙しくなり、肉体的にも疲弊してしまいます。それが一時的なものではなく、5年、10年と続くことを考えると、続けていくのは容易ではありません。
コンテンツ販売との出会い:時間と場所に縛られない働き方
そんな彼が、私のコンサルティングに興味を持ち、再び活動したいと考えているとのことでした。しかし、以前のようなコンサルティングやコーチングではなく、コンテンツ販売に挑戦したいという希望を持っていたのです。
コンテンツ販売は、確かに肉体的な疲労が少ない働き方です。制作には時間と労力がかかりますが、一度完成してしまえば、あとはプロモーションするだけで済みます。プラットフォームに置いておけば自動的に売れることもありますし、自身のメディアで販売する場合も、セールスレターとコンテンツが揃っていれば、メール一本で収益が上がる可能性もあるのです。
ジョン・レノンの例:知識や経験を「お金」に変える
以前話したことがあるかもしれませんが、ジョン・レノンが娘にプールが欲しいと言われた際、すぐに新曲の楽譜を書き上げ、「これでプールが買えるぞ」と言ったというエピソードがあります。これは極端な例ですが、自身の知識や経験をコンテンツとして形にし、お金に変えることができると理解していれば、「今月もう少し稼ぎたい」と思った時に、新たなコンテンツを作ることで収入を得ることができるのです。
コーチ・コンサルの場合は、コミュニケーションを取ったり、対面でのやり取りを重ねたりしても、すぐに購入に繋がるとは限りません。多くの時間と労力を費やしたにも関わらず、契約に至らないこともあります。
しかし、コンテンツ販売であれば、一度制作したものは繰り返し販売できます。コンサルのように、クライアントが増えるほど自分の時間が減っていくということもありません。完成したコンテンツは、その後も継続的に収益を生み出す可能性があるのです。
コンテンツ制作の壁と、それでも取り組むべき理由
もちろん、コンテンツ制作は簡単ではありません。知識や経験がなければ作れませんし、完成までに数ヶ月かかることもあります。そのため、「面倒くさいから」と、手っ取り早く稼げる対面セールスに走ってしまう人も多いのが現状です。
しかし、コンテンツを制作しておくことのメリットは非常に大きいと言えます。一度作ってしまえば、その後は労力をかけずに収益を得られる可能性がありますし、時間的な自由も生まれます。
特に、一人でビジネスを行っている場合、体力的な限界は必ず訪れます。バックエンド商品を高額で販売し続けることは、収入には繋がっても、体を壊してしまう可能性があります。自分が倒れてしまえば、ビジネス自体が立ち行かなくなるリスクもあるのです。
まとめ:持続可能なビジネスのためにコンテンツ販売を
コンテンツ販売は、身体的な負担を軽減し、時間的な自由を得られるという点で、非常に魅力的なビジネスモデルです。もちろん、手抜きはいけませんが、クライアントとの直接的なやり取りにおけるプレッシャーからも解放されます。
コンテンツ制作には確かに労力がかかりますが、長期的な視点で見れば、安定した収入源を確保し、無理のないビジネスを続けるための重要な戦略と言えるでしょう。コーチ・コンサルタントの方こそ、コンテンツ販売を検討してみてはいかがでしょうか。
