カウンセリングでは「オウム返しせよ」「相手の言葉を繰り返せ」とか
「感情表現を繰り返せ」などと教わることがあります。

でもこれ、間違いです。

実際にやってみたらわかります。

相手の言葉をずっと繰り返してみてください。

ものすごく不自然だし、違和感は尋常じゃない。

最悪、相手(クライエント)に嫌がられたり、
怒らせてしまったりして、失望を与えます。

カウンセリング応答の基本は「確認」なんです。

「あなたが今、言ったことは、こういうことですね」

その「こういうこと」の部分を具体的に言うんです。

これは相手の話したことを
しっかりと十分に理解できていないと出来ないんです。

言葉を変えるといっても、闇雲に変えるわけじゃない。

クライエントが伝えたかったこと、理解してほしかったことを
カウンセラーの言葉に置き換えてみる。

その置き換えが的確だからこそ、クライエントは
「ああ、わかってもらえた」と実感できるんですね。