今回の動画では、カウンセリングの核となる「カール・ロジャーズの来談者中心療法」について、意外と知られていない真実と深い学び方をお伝えします。
ロジャーズの来談者中心療法は、日本にも広く普及していますが、その本質は単に理論書を読むだけでは掴みにくいものです。
なぜなら、ロジャーズのカウンセリングの「肝」は、クライアントとカウンセラーの間の具体的な「言葉のやり取り」にあるからです。
この「言葉のやり取り」を具体的に見ていかなければ、なぜロジャーズのやり方でクライアントが立ち直るのか、その効果の理由が十分に理解できません。
結論から申し上げると、ロジャーズの来談者中心療法を本当に身につけ、理解するためには、「逐語記録（ちくごきろく）」を徹底的に学ぶこと、そしてそこから突き詰めていくことが不可欠です。
多くの有名なロジャーズ派の臨床家でさえ、逐語記録に深く触れていなかったり、その検討が不十分であったりする実態があります。
本物の実践家は、理論だけでなく、具体的な言葉のやり取り、つまり実践にこそ焦点を当ててきました。
理論は実践から導き出され、実践を検証するために存在する「車の両輪」のようなものです。
この動画では、私の師匠であった吉田俊が「三度の飯より逐語記録」と言われるほど徹底的に逐語と向き合い、他には類を見ないほどの考察の深さと精度で検討を行っていたエピソードを紹介。
そして、私自身もその指導を受け、逐語記録の検討を最も得意としています。
あなたのカウンセリング事例の検討をご希望の場合、逐語記録（または音声記録）をご用意いただければ、具体的な聴き方、共感の仕方、応答の癖や改善点、今後のトレーニング方法まで、細かくアドバイスが可能です（※有料のサービスとなります）。
ロジャーズの来談者中心療法をこれから学ぶ方、あるいはこれまで勉強してきたけれど、もっと実践的な力をつけたいと願う方は、ぜひ「逐語記録の検討」に挑戦し、適切な指導者を見つけて学んでみてください。それがカウンセリングのレベルアップに確実に繋がります。
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