今回の動画では、複数回にわたる継続的なカウンセリングのプロセスと、その中で生まれる本質的な流れについて解説します。
この内容は、教育分析や個別レッスンの中で出た、「なるほど」と思えるお話に基づいています。
カウンセリングは1回で終わるケースは稀で、何回か継続されるケースがほとんどです。しかし、この複数回のケースをまとめて勉強する機会はなかなかありません。

継続セッションの核心:話が逸れた時の対応

クライエントの話の流れが途中で変わった(逸れた)と感じたとき、カウンセラーはそれを本来の話題に戻すべきでしょうか?
結論から言うと、カウンセラーが話を戻すことはあまりしません。
なぜなら、一見逸れたように見えても、実はどこかで前の話と繋がっていたり、話の底辺に流れるテーマが同じであったりすることが多いためです。
じっくりと聞き続けることで、「この二つの話に流れるテーマは同じだ」ということが見えてきます。
カウンセラーが本質的に流れているものを抑えながら応じていくと、洞察が深まる動きが起きやすくなります。

クライエントの「変化」を捉える長期視点

回数を重ねる中で、クライエントが経験した事実は変わらなくても、その経験に対する「捉え方」が変化していることが見えてくることがあります。
このような繋がりや変化、帰結は、カウンセラーが操作(コントロール)するのではなく、クライエントが自由に話す中で自然と、あるいは必然的に起こってくるものです。
カウンセラーの役割は、クライエントが話したいように話していただき、その話についていくこと(応じていくこと)に尽力することです。

クライエントへの「深い信頼」の重要性

カウンセリングは生き物であり、どういう流れが生まれるかわからないものです。そこで重要となるのが、カウンセラーがクライエントを心から信頼するというスタンスです。
クライエントが自ら必要な洞察や気づき、立ち直りのための選択を導き出せると深く信じることが必要です。
カウンセラーがコントロールしたがるのは、クライエントを信じきれていない証拠でもあります。
信じきってクライエントの流れに委ねてこそ、真の解決策や立ち直りの道筋が見えてくるのです。
複数回のセッションを通して、ラポール(信頼関係)がゆっくりと形成されていくケースもあります。
また、カウンセリングの間の時間(1週間から1ヶ月)にクライエントの日々の暮らしの中で起きる出来事が、次のセッションに影響を与えるという側面も理解しておく必要があります。

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