カウンセリングの現場でよく聞かれるお悩みの一つが、「褒められても素直に喜べない」「褒められた瞬間に居心地が悪くなる」というものです。
時には、お腹がギュッと締まるような身体的な反応が出る方もいます。
本来は喜ぶべき場面で、なぜ心の中で「やってんな」と感じたり、喜べなくなってしまうのでしょうか?
この動画では、褒め言葉を受け入れられない原因となっている「2つの反応」と、それを乗り越えるための具体的な方法を解説します。

素直に喜べない2つの原因

1. 強い自己否定感:
「自分なんてとても褒められるような価値のある人間ではない」とシリアスに思ってしまうパターンです。
褒め言葉を「買いかぶりすぎ」だと捉え、自分の否定的な認識と矛盾するため受け入れられません。

2. 他者への不信感:
相手が褒めてくれていても、「どうせ本当はそう思っていないんでしょ」「口で言ってるけど裏では舌を出しているんでしょ」と疑ってしまうパターンです。
これは、過去に傷つけられたり否定的な関わりを経験したりしたトラウマが原因となり、他人に対して否定的な捉え方しか持てなくなっている状態です。

警戒心からニュートラルへ:心のアンテナを立て直す方法

過去のトラウマや嫌な経験により、私たちは無意識のうちに「警戒のアンテナ」を最初に立ててしまいます。
これは、二度と傷つきたくないという気持ちから、防御するために働く防衛反応です。
しかし、このアンテナだけでは、心ある人が近づいても気づけず、心ある言葉すら信用できなくなってしまいます。
そこで重要になるのが、ニュートラルなアンテナを立てることです。
• 他者に対して: 過去に傷つけられた経験があっても、心ある人、信頼できる人は必ずいる(社会全体の2~3割でも相当な数)という視点を持ち、そういう人を「発見するアンテナ」を意識的に立てること。
• 自分に対して: 否定的な側面だけでなく、「こういうところは頑張っている」「これは自分の良さかもしれない」といった点にも目を向け、自己観察をするアンテナを立てること。
最初からアンテナの感度は良くないかもしれませんが、意識し続け、感度を磨いていくことで、今まで見えなかった新しい気づきが得られ、物事の捉え方を変えることに繋がります。
この動画が、あなたが褒め言葉を素直に受け入れ、生きづらさを解消するヒントになれば幸いです。

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