【質問回答】standfmをやっていますが、ポッドキャストもやったほうがいい?
日々の音声配信、お疲れ様です。今回は、多くの発信者が抱える共通の疑問、**「Stand FMとPodcast、どちらで発信すべきか?あるいは両方か?」**という問いに答える形で、認知拡大のための最適な音声配信戦略を解説します。
1. 認知拡大を目指すなら「両方発信」が最善策
もしあなたが少しでも認知を拡大したいと考えているのであれば、結論から言うとStand FM(以下、スタエフ)とPodcastの両方で発信することをおすすめします。
発信する媒体が多いほど、より多くの人に認知してもらえる機会が増えるためです。わざわざプラットフォームを分ける必要はありません。
RSSフィードを活用した効率的な運用
既にスタエフで配信されている方にとって朗報なのが、RSSフィードの機能を利用できる可能性がある点です。スタエフにアップロードした音声を、このRSSフィードを使ってSpotifyやApple Podcastsなどのポッドキャストプラットフォームに流せると考えられます。
これにより、個別にアップロードする手間を省きつつ、幅広いリスナーにリーチすることが可能です。現在スタエフを継続して発信しているのであれば、それをポッドキャストにも流すことは、リスナー獲得の点でプラスにしかなりません。
2. Stand FMとPodcastの決定的な違い:競合とユーザー層
なぜ両方で発信することが推奨されるのか。それは、両プラットフォームにおける競合の数とリスナーのリテラシーに大きな違いがあるためです。
圧倒的な競合数の差
- Stand FM(スタエフ):ネット上にあるデータによると、配信者数は約14万人に上るとされています。特にスマホで手軽に配信できる利点から、副業系やネット系の発信者に多く利用されています。
- Podcast:アクティブに発信し続けている日本人は、1万人もいないのではないかと推測されます。
認知拡大においては、競合の数が少ないプラットフォームの方が、リスナーに発見されやすく、認知が拡大しやすいという側面があります。14万人もの発信者がいるスタエフ内で埋もれてしまい、認知拡大や信頼構築を果たすのは容易ではないでしょう。
リスナー層の質とコンテンツの求められるレベル
プラットフォームのユーザー層の傾向も大きく異なります。
| プラットフォーム | リスナー層の傾向 | コンテンツへの要求 |
| Podcast | リテラシーが高い層が多い | レベルの高い話、本質的な話、濃い話が必要 |
| Standfm | 情報弱者やリテラシーの低い層が集まりやすい | 雑談的な配信やアマチュアの集まりの傾向がある |
Podcastのリスナーはリテラシーが高いため、表面的な話ばかりしているとリスナーとして定着しない可能性があります。
一方、スタエフには「うさん臭い起業家や副業成功術系配信者が多い」というリスナー側の印象が存在します。スタエフにはYouTubeに似た再生回数に応じた収益化システムがあるため、「稼ぎたい」と考える層を引きつけやすい側面があります。さらに、スタエフが吉本興業に買収されたことにより、エンタメ色が強くなり、結果としてリテラシーの低い人が集まる可能性があると考えられます。
3. 最適な音声配信戦略と今後の展望
質の高い見込み客を集客したいのであれば、Podcastをメイン媒体として位置づけることが効果的です。
既にスタエフで発信している方は、スタエフを継続しつつ、RSSフィードの機能を利用してポッドキャストにも音声を流すという運用が最適です。リスクは存在しないため、リスナーを獲得する上で必ずプラスになります。
注意すべき点として、スタエフでは他のSNSと同様に、フォローやフォローバックといった「意味のないフォロワー」が増えていく行動に時間を取られがちです。認知拡大を目指すなら、そうした活動に時間を割くよりも、音声配信自体に集中すべきです。
独立したプラットフォーム(スタエフなど)は、その媒体にいる人にしかリーチできません。より多くの人にリーチし認知を拡大するためには、ポッドキャストを使い、様々な媒体に音声を流していく戦略が最も有効的です。
