型を作る弊害
【ポッドキャストの罠】「型」に頼りすぎるとファンが離れる?マンネリを打破して独自性を出す秘訣
「ポッドキャストを始めたけれど、何を話せばいいかわからない」 「とりあえずテンプレート通りに話しているけれど、これでいいのかな?」
情報発信を始めたばかりの頃は、決まった「型」があった方がやりやすいと感じるものです。しかし、いつまでもその型にこだわり続けていると、実はあなたの番組の成長を止めてしまう大きな「落とし穴」にはまってしまうかもしれません。
今回は、発信における「型」の弊害と、リスナーを熱狂的なファンに変えるための本質的な発信スタンスについて解説します。
1. 「型」がもたらす3つの大きな弊害
初心者が喋りやすくするための型ですが、長く続ける上では以下のような問題が発生しやすくなります。
① リスナーの飽きとマンネリ化
毎回同じパターンで話が進むと、聞き手は次第に飽きてしまいます。安定感がある一方で、変化がない発信はリスナーが離れていく原因にもなりかねません。
② ネタ切れと自由度の低下
「この型にはめるためのネタを探す」という思考になると、せっかく良いアイデアがあっても「型に合わないから」と捨ててしまうことがあります。結果としてネタの広がりが持てなくなり、ネタ切れを起こしやすくなるのです。
③ 「発信」が「作業」に変わってしまう
決められた枠に情報をはめ込むだけの発信は、次第に「自分が喋りたいから喋る」のではなく「やらなければならない作業」へと変わってしまいます。そこに熱量が乗らなければ、発信自体が苦痛になり、長期的に続けることが困難になります。
2. なぜリスナーは「あなたの声」を聴くのか?
現代において、単なる「情報」だけならネット検索やAIですぐに手に入ります。しかも、情報を素早く吸収するなら、ポッドキャストよりもブログのようなテキスト媒体の方が効率的です。
それでもリスナーが時間を割いてポッドキャストを聴く理由は、情報そのものではなく、**「その発信者独自の考察、見解、体験談」**を求めているからです。
- その人にしか伝えられない過去の体験や学び
- 表面的な情報ではない、物事の本質を突いた深い話
- ちょっと尖った意見や、その人の人間味が伝わる裏話
これらこそがリスナーを惹きつけ、「この人の話は面白い!」「また聴きたい!」とファン化させる強力な要素になります。
3. 「守破離」で自分だけのスタイルを築く
もちろん、型を完全に否定するわけではありません。大切なのは**「守破離」**の考え方です。
最初は型を「守」り、慣れてきたら型を「破」って、最終的に型から「離」れて自分独自のスタイルを確立することです。いつまでもテンプレートの中に留まっていては、ただの「音声読み上げマシン」や「ロボット」と同じになってしまいます。
自由度の高いフリートークができるようになれば、準備に時間をかける必要がなくなり、思いついた時にすぐ発信できるため、結果として長く継続しやすくなります。
4. 思考停止から抜け出し、試行錯誤を楽しむ
型に当てはめるだけの発信は、ある意味で「思考停止」の状態でも楽にできてしまいます。しかし、それでは改善や工夫が生まれず、それ以上の成長も望めません。
5年、10年と息の長い発信を続けている人は、必ずどこかでスタイルを変えたり、常に試行錯誤を繰り返したりしています。今の型を壊すことに抵抗を感じるかもしれませんが、変化を恐れずに自分の言葉で語り始めることが、ワンランク上の発信者への第一歩です。
まとめ:あなたの「熱」を言葉に乗せよう
「型」はあくまで補助輪です。いつまでも補助輪を外さずにいては、遠くの景色を見ることはできません。
リスナーが待っているのは、綺麗に整えられたテンプレート通りの情報ではなく、あなたにしか語れない熱量のこもった言葉です。時には型を脱ぎ捨てて、今あなたが心から伝えたいことを、自分の言葉で自由に語ってみてはいかがでしょうか。
型に頼った発信を例えるなら、「塗り絵」のようなものです。決められた枠の中に色を塗るだけなら簡単ですが、誰が塗っても似たような絵になってしまいます。枠のない真っ白なキャンバスに自分の色で描くのは勇気がいりますが、そうして出来上がった絵(発信)こそが、世界にたった一つの「あなただけの価値」になるのです。

