これから配信を始める人へアドバイス
【ポッドキャスト初心者必見】5年続ける現役ポッドキャスターが教える成功のための最重要戦略
近年、ポッドキャストを始めようと考える方が増えています。しかし、「どうすれば継続できるのか」「成功の秘訣は?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、5年以上にわたりポッドキャストを継続し、メインチャンネルで約300エピソード、合計30万回以上の再生数を記録している経験に基づき、初心者がまず取り組むべき戦略とマインドセットをご紹介します。
1. 質より量を優先し、とにかく「今すぐ」始める
ポッドキャストを始めるにあたり、最も重要なことは「とにかくやる」ことです。すぐに行動に移しましょう。
多くの初心者が陥りやすいのが、準備に時間をかけすぎる、または初回の配信でホームランを狙おうとしすぎる点です。完璧な発信を求める意識が強すぎると、一つ一つの作業に時間がかかりすぎ、結果的に毎日継続できずに挫折してしまいます。
初期の段階で考えるべきことは、「発信に慣れる」ことです。最初は誰も聞いていないのだから、もっと気軽に発信すべきです。質よりも量をこなし、経験を積むことによって初めてスキルが向上し、クオリティが出せるようになるのです。
継続を最優先するために、もし5分や10分の収録が難しければ、1分や2分でも構いません。まずは量をこなして習慣化し、継続しやすい形を確立しましょう。
2. ポッドキャストは「ロングゲーム」:結果を期待しない長期思考
ポッドキャストは短期で結果が出るものではなく、「ロングゲーム」です。海外の著名な起業家やマーケターも10年スパンで取り組んでおり、年単位、数年単位で考えていくスタンスが必要です。
特にポッドキャストは、InstagramやTikTokなどと異なり、目に見える数字(再生数)が非常に小さい媒体です。序盤は一桁再生や0再生が続くことも珍しくありません。結果を期待しすぎると、このギャップに苦しみ、モチベーションを失ってしまいます。
結果をすぐに求めず、じわじわと時間をかけながらリスナーとの距離を詰めていく媒体であることを理解し、長期思考(長期戦)のマインドセットを持つことが、継続の鍵となります。
3. 継続のための戦略的な環境設定
習慣化を支える「毎日発信」の力
継続するための具体的な方法として、毎日発信を習慣化することをおすすめします。週に1回程度の配信では勢い(モーメンタム)がつかず、発信のたびに大きなエネルギーが必要になってしまいます。毎日行うことで発信が当たり前となり、苦にならなくなります。これは、認知度を高める点においても非常に有効です。
ツールや機材で立ち止まらない
ポッドキャストの開始を妨げる要因として、機材やツールの複雑さが挙げられます。例えば、本格的な編集ツール(Audacityなど)にアレルギー反応を感じるようであれば、無理に導入する必要はありません。まずはスマートフォンの録音機能など、手軽な方法で始めてみましょう。ツールや機材を理由に発信がストップしてしまっては本末転倒です。
配信チャネルは一つに絞る
初期の段階で複数のチャンネルを立ち上げるのは避けるべきです。発信作業が倍になる上に、テーマが似ている場合、リスナーが分散してしまう可能性があります。まずは一つのチャンネルに集中して質の高いコンテンツを作り上げ、慣れて余裕ができてから、必要に応じて2つ目を立ち上げるという計画が推奨されます。
最大のリーチを確保するための設定を怠らない
ポッドキャストの最大のメリットは、一度配信すれば、様々なポッドキャストアプリに同時配信できる点です。
日本国内では「Spotify for Creators」を利用する方が多いですが、これを使ってアップロードしたコンテンツが、Apple Podcasts、Amazon Music、YouTubeなどの主要なプラットフォームに自動で配信されるよう、初期設定を必ず行いましょう。この簡単な設定をせずにSpotify単独で配信している状態は、非常に機会損失が大きく、もったいないことです。
まとめ
ポッドキャスト成功の道は、即座の行動、継続的な発信、そして長期的な視野にかかっています。初期のクオリティや数字に惑わされず、まずは習慣化を目指して発信を続けていきましょう。
