ポッドキャスト配信5年で得られたもの
5年間ポッドキャストを続けたからこそ見えた、情報発信の真実と隠れたメリット
「情報発信を始めてみたけれど、なかなか続かない…」「本当に意味があるのかな?」そう感じている方は多いのではないでしょうか。メインチャンネル開設から5年、サブチャンネルを含め約1500本ものエピソードを配信し続けてきた経験から、情報発信、特にポッドキャストが持つ「継続」の力と、その先に待つ驚くべきメリットについてお話しします。
多くの人が「継続」できない情報発信の世界
ブログ、YouTube、SNS、そしてポッドキャスト。どんな媒体であれ、情報発信の世界では多くの人が途中でやめてしまいます。特にポッドキャストにおいては、数本、あるいは数ヶ月で更新が止まってしまうケースが頻繁に見られます。その理由として最も大きいのは、「反応が見えないことによる孤独感や自己無力感」です。
「こんなことをやっていても意味があるのだろうか」「誰にも必要とされていないのではないか」—そう感じてしまうと、モチベーションを維持するのは非常に困難です。しかし、再生回数やフォロワー数といった「結果」は、自分ではコントロールできません。唯一、自分でコントロールできるのは「続けること」だけなのです。
ポッドキャストは「失うもの」が少ない、始めやすい媒体
情報発信を続ける上で、ポッドキャストは非常に有利な媒体です。なぜなら、始めるにあたって失うものがほとんどないからです。金銭的なコストはほぼゼロ。時間に関しても、極論すれば「喋るだけ」なので、わずか5分や10分で1エピソードを収録することも可能です。
仮に始めたばかりで全く反応がなかったとしても、失うものが少ないのであれば、まずは「やってみる」こと自体にメリットがあると言えるでしょう。
ポッドキャストを「継続」することで得られた具体的なメリット
では、5年間ポッドキャストを続けた結果、どのようなものが得られたのでしょうか。目に見えにくい形ではありますが、計り知れない多くの報酬がありました。
- 高額なバックエンド商品の成約 驚かれるかもしれませんが、このポッドキャスト経由で、私の高額なコンサルティング契約が、これまでに3件も成約しています。しかも特筆すべきは、リスナーの方から「コンサルをお願いできませんか?」と、相手側から積極的に問い合わせが来るという点です。売り込みを一切せずとも成約に繋がる、非常に質の高いリード獲得が可能です。
- アドリブで話すスキルの向上 継続的に音声配信を行うことで、即興で話す能力が飛躍的に向上しました。これは、他のビジネスやコミュニケーションにも応用できる汎用性の高いスキルです。
- 精神的な充足感とやりがい 「良いエピソードでした」「励みになりました」「やる気が出ました」といった、リスナーからの感謝のフィードバックは、お金以上の価値があります。人から感謝され、喜んでもらえることは、情報発信を続ける上での大きなモチベーションとなり、やりがいを感じさせてくれます。
- 新しい人との繋がりとコミュニティの形成 ポッドキャストを始めたことで、新しいコミュニティを形成したり、他のポッドキャスターとの横の繋がりを得ることができました。ポッドキャストはYouTubeやブログに比べて参入者がまだ少ないため、繋がりを広げやすいという特徴があります。
- 価値観の近い「質の高い顧客」が集まる ポッドキャストを日常的に聴いているリスナーは、配信者の価値観、キャラクター、そして伝えたい信念などを深く理解した上で接触してきます。これにより、個別相談やその先のコンサルティングにおいて、話がスムーズに進み、ストレスが非常に少ないのです。不特定多数の人に発信する他の媒体と異なり、合わない人やクレーマー、冷やかしのような人が自然とふるい分けされるため、質の高い、共感してくれるリスナーだけが残る傾向にあります。
- 深いメッセージ伝達とマインドの浸透 ポッドキャストは「ながら聞き」で長時間聴いてもらえる可能性が高い媒体です。YouTubeのように最初の数分で離脱されるリスクが低く、最初から最後までメッセージを深く伝えることができます。また、日常的に聴き続けてもらうことで、配信者のマインドや考え方がリスナーに自然と浸透していく「洗脳ではないけど、染み付いていく」効果も期待できます。
ポッドキャストは海外で主流の「強力なマーケティングツール」
これらのメリットからもわかるように、ポッドキャストは非常に強力なマーケティングツールとして機能します。海外ではその効果が当たり前のように認識されていますが、日本ではまだその重要性が広く知られていないため、実践している人が少ないのが現状です。
だからこそ、今から始めることには大きなチャンスがあります。
最後に:ポッドキャストは「年単位」の覚悟で挑むべし
ポッドキャストは、すぐに目に見える結果が出るものではありません。数ヶ月といった短い期間ではなく、年単位での継続が必須です。しかし、一度軌道に乗れば、これほど多くのメリットをもたらしてくれる媒体はそう多くありません。
もしあなたが「情報発信を続けていきたい」「質の高い顧客と繋がりたい」「自身の考え方を深く伝えたい」と考えているのであれば、ぜひポッドキャストを「長期間継続する覚悟」を持って始めてみてください。その先には、あなたが想像する以上の報酬が待っているはずです。
